ひょうたん沢奥、半日で390匹
2009年 01月 22日
そば屋さんから30mほど手前(東側)にいた3人が計1000匹。昼までは岸際でやっていましたが、アタリが止まったので少し移動したらまた釣れたそうです。奥の看板近くにテントを張っていた人も400匹は超えていたように見えました。
テントの外に出て正解 「テントの外に出たら、釣れるようになりました。でも、食べるわけではないので」と話していたのは、旭川市から来られた相沢朋美さん(写真右)。
かたわらで、友人の林博美さん(同左)が「ぜんぶ私がもらっちゃうんですよ。ばんばん釣ってほしいなあ」とにっこり。
相沢さんは、ワカサギ釣り4回目。家に持ち帰って食べようとして魚の目を見ると、なぜかかわいそうになって、箸がのびないそうです。「そんなら最初から釣らなければいいのに」と言うなかれ。人の心は複雑です。
相沢さんと林さんは、林さんの親類の吉沢直人さん(写真中)を誘い午前7時すぎにやってきて、前浜にテントを張りました。前日、5匹がけに歓声があがったポイントなのに、アタリ(魚が糸を引っ張る動き)が弱く、底でしか釣れません。釣果は、1時間半で1人10匹足らず。
ベテランの釣り人は、安定した釣果を確保するために、(1)テントの中より外が釣れる(2)タナ(魚がいる層)は、解禁から1月下旬までは底、1月末以降は氷のすぐ下。ただし、1月末以降でも日中は底だし、狭い場所に大勢集まった時は朝でも底になる場合がある(3)1月末以降の朝の良い時間帯は、魚が勝手に針に食いついてくれる。日中は喰い渋るので、手早く合わせる(竿先をぐいっと持ち上げる)----などをいつも頭において釣っていると言います。
テントをのぞいた漁協スタッフから、ベテラン釣り師の秘けつを聞いた3人は、さっそく外に出て、少し離れた穴に別れて釣り始めました。
テントの中と違って、ここは氷の下で釣れます。手早く合わせるようにしたこともあって釣果をのばし、夕方までに計180匹に。ワカサギ釣り初体験の吉沢さんは「また来て、もっといっぱい釣ります」と言って帰っていきました。